Ikkiman Story【第1章/後編】

前回更新の続きです。

 

Ikkiman Story【第1章】昼下がりの選手寮[後編]

 

部屋の外で足音がして、チャイムが鳴った。インターホンのモニターには、ハヤトさんが映っていた。全裸のまま、僕はドアを開けた。

ハヤトさんは2年先輩のラインバッカーだ。背番号は54。筋肉質で肉厚なのは同じだけど、僕より少し大きい。

開口一番、こう言った。

「イッキマン!早速やらせろ!」

異常な猛暑で練習時間が削られ、イライラしているらしい。

僕はヘルメットをかぶせられた。そしてベットで大股開きをさせられた。

実は僕は、先輩選手たちの「性処理係」でもあるのだ。ハイスクールに入ったばかりのときから。

あのときは「レギュラーにしてやるから命令に従え」と言われ、やらされた。でも、快感をおぼえ、それ以後性処理係が苦にならなくなった。そのおかげで、ハイスクールでもカレッジでもプロでもレギュラーの座をつかみ、実績を出せているのだ。

「セット!ハット!ハット!ハット!」と叫んで、ハヤトさんの巨大な陰茎が一気に挿し込まれ、ピストン運動を始めた。

「痛い!痛い!痛い!ハヤトさん乱暴過ぎますよ!」

僕はつい叫んでしまった。機嫌のよいときはゆっくり痛まないように挿入するのだが。

「イッキマン、オレは、ヘルメットとフェイスマスクに覆われた状態で喘いで喚くお前の表情を見るのが、たまらなく好きなんだ。プロなら、それくらい耐えろ。ほらほら、もっと喘げ!もっと喚け!」

そう言われると、いつしか苦痛もどうでもよくなった。ハヤトさんの精液が、僕の肛門の奥へと噴射していく。

それだけで終わらなかった。

精液まみれの手で、僕のズル剥けの陰茎を激しく触ってきた。

ハヤトさんは、ヘルメットとフェイスマスクに覆われた僕の喘ぐ姿を、マジマジと眺めて、悦にひたっている。そして、「タッチダウン!」と絶叫して精液を噴射したところで、僕は尽きた。

目が覚めたら夕方5時。ハヤトさんはいなかった。

けど、「いつもありがと。そんなお前が好きだ」と置き手紙を残していた。10ドル紙幣5枚とともに。

【完】