走り屋ナオトの週末【1】

しばらくぶりに、ゲイ小説を書いてみました。

今回は1990年代前半の世界線です。

 

走り屋ナオトの週末

イッキマン

 

オレはナオト、男子高校2年生。バイク乗りだ。

オレのマシンはYAMAHAのTZR250のMarlboroバージョン。週末に山道などで大きく傾けながら走らせてたり、深夜のバイパスでゼロヨンしたりしている。要するに、「走り屋」なのだ。

ある週末、土曜日の夕方に、クラスメイトのタカヒロのところへマシンを走らせ、遊びに行った。タカヒロもいわゆる「走り屋」で、学校の休み時間に教室の端で股関を揉み合ったり、チンポを出して触りあったりしている。オレは彼のことを「ター」と呼んでいる。

ターのマシンは同じYAMAHAのTZR250だが、小学生の頃ケニー・ロバーツに憧れていたことから、LUCKY STRIKEバージョン。この両者でゼロヨン対決を良くしているが、成績は五分五分だ。

その前に、ターと遊ぶのが目的。

バイクについていろいろ話したあと、ターが切り出した。

「野球拳やろうぜ!」

ターの部屋に来るときは、必ず野球拳をやっている。

アウト・セーフ・ヨヨイのヨイ!

オレはパー、ターはチョキチョキだった。早速、トレーナーを脱いだ。

やがてオレもターも、パンツ1枚だけになった。

アウト・セーフ・ヨヨイのヨイ!

オレはグー、ターはパー。勝敗は決した。

オレはとうとう、パンツを脱ぎ、全裸になった。ターは待ってましたと言わんばかりにパンツを脱ぎ、オレをベッドへ押し込んだ。そして艶っぽい、エロい声を出してこう言った。

「さあ、セックスしましょう♥️」

そして、肉体が密着した。

 

明日に続きます。